武野山 正運寺

住職 東雲正乗

鈴鹿市竹野2-6-11 TEL : 059-382-4483

 

草創は元享年間(1321~1323年)、真言宗に属し、東雲寺と称したと伝えられている。寛正年間(1460年頃)中興の祖、真慧上人のご化導を受け真宗高田派に転宗した。

 

天正二年(1574年)武野領主 伊東丹波守政運が得度、入寺して英教と称し、俗名より寺号を選び正運道場と呼んだ。英教は当寺の興隆に尽くし、中興と称されている。

 

寛永十二年(1635年)類焼によって全焼するも、阿弥陀如来の絵像一幅が境内の桜の枝にかかって焼失を免れ、諸人の尊崇を受けたと云われる。元禄十五年(1702年)高田本山より正運寺の寺号を認可され、治元元年(1864年)舜了の代に本堂を再建される。明治5年 僧侶苗字加附令により、住職の苗字を東雲とした。 

 

※真宗高田派 宗務院 発行『高田の寺々』『寺院録 平成22年度8月改定』より参照