善照寺・檀信徒会は真宗の狭義を信奉し、互いに信心を磨き、善照寺の護持発展に努力することは基より、檀信徒相互の親睦と交流に努め、檀信徒と寺院の関係を円滑に進めることを目的に設立しました。
真宗では一般に信者のことを門徒(又は檀信徒・信徒)と呼んでいます。同じ真宗のみ教えをいただく同門の徒ということです。ただ、お寺では、お寺の護持費(寺費)を納めて、お寺のご門徒の台帳に登録した方を善照寺のご門徒とさせていただいております。
善照寺は真宗高田派という教団に所属していますが、高田派教団は大変歴史のある伝統教団です。ご門徒は、それこそ親から子へ、子から孫へという形で、何代にもまたがってご門徒となり、高田派教団をそして善照寺の法灯を護持してきてくださいました。
ですからご門徒になるということは、単に善照寺の一員になるというのことでなく、善照寺が所属している高田派教団の一員となることです。先ほど書いた寺費には、善照寺の護持費用だけでなく、高田派教団の護持費も含まれます。そして、門徒となって、教団が大切に護り伝えてきた尊い真宗のみ教えを、ともに聞き、ともに慶び、ともに伝えていく義務と責任を負うことでもあります。
ですが、今こうして私たちがこのみ教えに出会うことができますのも、何代にもまたがるご先祖方のご苦労があったればこそですので、今度は私たちが門徒となってその後を引き継ぎご先祖方のご恩に報いていくことでもあります。
もし真宗のお寺とご縁がありながら、正式にご門徒になられていない方、親戚やご兄弟、お子様たちがおいででしたら、それぞれご縁のある真宗のお寺の正式なご門徒になられることをお願いしたいと思います。
初入会金は10,000円をお願いしております。(但し、檀家分家の場合は入会金はありません。)まず門徒にご加入くださるについて、お寺にお申し出ください。そして寺費(寺ならびに教団の護持費)10,000円(地区外の場合は12,000円・平成28年度現在)を会計に納めていただき、入会書を記入していただければ、それで結構です。
ご門徒になられた方には、折々の法要のご案内をします。またお盆やお取り越し報恩講のお参りや、法事等の仏事のおつとめをいたします。
真宗のお寺は聞法の道場ですので、門徒一同で大切に護持していきます。護持のために必要な経費をまかなうのが寺費です。
ただ、門徒の責任として、何年かに一度、あるいは何十年かに一度というような割合で、本山や善照寺から寄付のお願いがあることがあります。これは本堂の修復や、住職の継職の法要経費など、特別の支出があるためです。これについてその時々に総代というお寺の世話人の方たちが相談して、寺の状況、ご門徒の状況を勘案して寄付の額などを決められます。また、地区内の方には数年に一度、「当番組」として寺法要の準備、寺院内の仏具磨きなどのお手伝いをお願いしております。
最後に、お寺の門徒を離れるについては、特別の離檀料のようなものはいただきません。事情でお引越しをなさって遠方にいかれるようなこともありまので、その時はその旨をお知らせくだされば、それで結構です。
こうしなくてはならないというような規則はありませんが、せっかくご門徒になってくださったなら、これほどのことはしてくださると有難いということを、最後に列挙して終わります。
*ご不明な点があれば何でもお尋ねくださいませ。